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js-STARの教科書 XR+対応版 #14 〜3.度数の検定(4) 2×2表(Fisher's exact test)

3.6 2×2表(Fisher's exact test)

2×2表は、2つの群の2つの観測値を入力する4つのセルがある分析プログラムです。表の形は、1×2表:母比率不等と同じですが、すべてのセルには度数が入ります。
2×2表は、Fisher's exact test と呼ばれています。オッズ比検定も同時に行います。

画面構成
<データ入力セル>
セルレイアウト
です。各セルにキーボードから値を入力します。詳しい使い方は、数値入力の基本を参照してください。「一括代入エリア」に貼り付けたデータを一括して代入することもできます。

<一括代入エリア>
半角スペース
カンマTAB のいずれかで区切られた数値データを一括してセルに代入できます。表計算ソフトなどとの連携に利用します。

<計算ボタン>
データの入力後にクリックすると、結果が出力されます。【計算!】ボタンの隣にある【結果を追加】にチェックを入れると、結果を上書きせずに追加して出力します。

<Rオプション>
Rプログラムのオプションを指定します。

<結果エリア>
分析結果が出力されます。結果エリア上部には、【保存】【コピー】【消去】【タブ変換】のメニューがあります。このエリアの下部には、Rプログラムエリアがあります。

■使い方
0.   手法【2×2表(Fisher's exact test)】を選択する。
1.   観測値(度数)を入力する。
2.   【計算!】をクリックして計算結果を出力する。
3.   結果を保存します。

補足:
2×2表(Fisher's exact test)で出力される偶然確率両側確率片側確率です。事象によって使い分けます。

■スタック形式によるデータ入力
スタック形式は、2つの観測値を集計する前の元データです。
各セルと値の対応は次のようになります。

下の表は、性別ごとに悩みの有無を調べた結果です。男→1・女→2、無→1・有→2のように数値化して利用します。
このように、2つの変数を2次元の表に集計することをクロス集計といいます。

1. 表計算ソフトからコピペします。
2. 「一括代入エリア」の右下隅の【代入】ボタンをクリックします。
→ データがセルに代入されます。
「一括代入エリア」がアクティブな状態で【Shift】+【Enter】でも代入できます。

#jsSTAR #フリーソフト #統計 #データ分析

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